患者の7割が支持――診療現場のAI音声記録システムに対する評価が明らかに

PubMed に掲載された最新の研究から、診療現場で導入が進むAI音声記録システムに対する患者の本音が見えてきました。Shreya J Shah氏らの研究チームが実施した調査が、患者中心のAI医療技術の未来を示唆しています。

2000人を超える患者が評価したAI音声記録システム

Shreya J Shah氏らは、スタンフォード・ヘルスケアで2025年5月から7月にかけて、2202人の患者を対象にアンケート調査を実施しました。調査の対象は「アンビエント AI スクライブ」と呼ばれるシステムで、これは診察室での会話をAIが自動的に認識・記録し、医師の診療記録作成を支援する技術です。

患者の7割以上が「役立つ」と評価

調査の結果は、患者の高い受容性を示すものでした。70.1%の患者がこのAIシステムを役立つと感じ、73.6%が将来の診察でも利用したいと答えたのです。性別や年齢、人種によってわずかな違いは見られたものの、いずれの属性でも多くの患者が肯定的な評価をしています。

日本の医療現場への示唆

この研究は、医師の業務負担軽減と患者体験の向上が両立し得ることを示唆しています。日本でも診療記録作成は医師の大きな業務負担となっており、こうしたAI技術への患者理解が進めば、導入がスムーズになる可能性があります。ただし研究チームも指摘するように、患者の視点に立った設計と業務フローの改善が、今後の普及の鍵を握っています。

出典: PubMed

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